他社製ソフトウェアの改修・保守

公開:2026/01/14
カテゴリ:保守・改修
著者:鈴木一哉
VBA JavaScript Perl 改修 保守 ドキュメント
他社製ソフトウェアの改修・保守のイメージ

要点

  • ドキュメントが無くても、ソースとDBを追って影響範囲を特定すれば改修できる場合がある
  • VBAの「アドイン」など、見えない構成要素が落とし穴になりやすい
  • 属人化を防ぐには、最小限でも「構成・手順・判断根拠」の記録が重要

Column

コラム

弊社ではソフトウェア開発やサーバ関連をメイン業務としていますが、最近、面白い傾向があるので書きたいと思います。

この半年くらいの間に他社製ソフトウェアの改修をしてほしいというご相談を何件か頂きました。
開発元の会社と連絡が取れないとか、今まで都内の会社にお願いしていたが対応が遅いとか、社内開発したが担当者が退職してしまったなどお客様によって理由は異なります。

まずはドキュメントがあるかを確認しますが、全件ともほとんどありません。
仕様書やデータベース設計書があれば良いのですが、操作説明書があれば良い方で何も無い場合もあります。
そんな状態でもソースコードが読めれば何とかなります。
ですので、コンパイル済みのプログラムでは対応不可能です。
相談を受けたプログラムは、VBAやJavascriptやPerl(!)などです。

コードを追いかけてデータベースを分析し、改修に関連する部分を洗い出して影響範囲を調査します。かなり地味な作業が続きます。
幸い相談を受けるソフトウェアは規模の小さめな業務用が多いので、今のところは何とかなっていますが、手間取ったこともあります。

あるEXCEL VBAの案件で、独自のメニューが追加されているシステムでした。
独自のメニューに対応するコードがあるはずなので探していたのですが、どこを探しても見当たりません。ふと思い立ち、設定画面を確認してみると「アドイン」を使っていることが分かりました。
改修内容に直接関係の無い部分でしたが、全体の構成を明らかにする必要はあります。
そのアドインはフリーウェアだったので、今後EXCELがバージョンアップしたら使えなくなるかもしれません。
また、他のパソコンで使うにはアドインもインストールする必要があります。
お客様には、そのような調査内容も最終的にお伝えします。

どんなシステムでもドキュメント化しないと属人化してしまい、その後の保守に支障が出ます。外注にしても内製にしても重要なポイントです。
まして外注であれば外注先はプロだと思いますので、ドキュメントの納品が無いというのは通常あり得ませんが、過去に何件も見てきました。

弊社ではこのような「他社製ソフトウェア」の改修・保守もお請けしています。
調査の結果お断りすることもありますが、お困りのことがありましたらご連絡ください。
(たぶん)何とかなります。

オムニブレイン 代表 鈴木一哉

よくある質問

ソースコード一式、OSとExcel/Accessや開発言語のバージョン、DBやExcelのファイル自体、現状の操作手順、改修したい内容(優先順位つき)があると調査が早いです。
原則不可です。代替案として、「作り直し」や「周辺を別システムで置換」などになります。
個別お見積りとなります。過去の実例では、1機能改修で40万円程度~ですが改修範囲により、かなり幅があります。

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